米Microsoftは,ペアレンタル・コントロール機能(子供に不適切なWebサイトへのアクセスを制限する機能)などを備える家庭向けセキュリティ・ソフトウエア「Windows Live OneCare Family Safety」のベータ版を提供開始した。Microsoft OneCareチームのゲスト・ブログ投稿者であるGina氏が米国時間8月30日,パソコン向け総合管理サービス「Windows Live OneCare」関連ブログへの投稿で明らかにしたもの。米国のユーザーに限り,MicrosoftのWebサイトから無償でダウンロードできる。

 Windows Live OneCare Family Safetyを利用すると,子供の閲覧にふさわしくないWebサイトへのアクセスを禁止したり,警告を出したりできる。制限の内容は,家族のユーザーごとに変えられる。設定はインターネットに接続したパソコンから行う。変更した設定は,同ソフトウエアをインストールした家庭内の全パソコンに自動反映される。

 同ソフトウエアは,各ユーザーのアクセス履歴をレポート化する機能も備えている。さらに将来リリースするバージョンには,インスタント・メッセージング(IM)など「Windows Live」のコミュニケーション・サービスで使うコンタクト・リストを管理する機能も加える。

 米メディア(CNET News.com)によると,Windows Live OneCare Family SafetyはWindows XP用で,数カ月後に最終版を提供するという。また同メディアは,Microsoftがベータ版の対応言語を16カ国語に増やし,9月より34カ国/地域で利用可能にすることを計画していると報じている。

[Gina氏の投稿]