米Apple Computerは米Google会長兼CEO,Eric Schmidt氏を同社取締役に選出した。Appleが米国時間8月29日に明らかにしたもの。

 AppleのCEO,Steve Jobs氏は「GoogleのCEOとしてのSchmidt氏の働きは実にすばらしい。同氏が当社取締役として貢献してくれることに期待している」と語った。「当社と同様,Googleはイノベーションに焦点を当てている。Schmidt氏の洞察力と経験は,Appleがこの先進むべき道を見極めるのにたいへん役立つだろう」(同氏)。

 Schmidt氏は,米Novellの会長兼CEOを務めたのち,2001年にGoogleに会長兼CEOとして迎えられた。Novell入社以前は,米Sun MicrosystemsのCTOとしてJavaの開発を率いた。さらにその前は,米XeroxのPalo Alto Research Center(PARC)コンピュータ・サイエンス研究所の研究員を務めていた。

 カリフォルニア大学バークレー校でコンピュータ・サイエンスの博士号を取得。プリンストン大学の役員でもある。

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