米Verizon Communicationsと米Microsoftは,VerizonのDSLサービスとFTTHサービス「FiOS」のユーザーに対し,インターネット・ベースのオンライン・サービス「Microsoft Windows Live」を共同ブランドで提供する。両社が米国時間8月29日に明らかにしたもの。2007年の早い時期に提供を開始する。ただし両社は,契約金額などの詳細について公表していない。

 共同ブランドWindows Liveの提供契約は,両社が2002年4月にブロードバンド関連事業で結んだ提携関係を拡張するものという。これによりVerizonとMicrosoftともに,以下のサービス/アプリケーションを提供する。

・Windows Liveサービスの個人用スタート・ページ「Live.com
・Internet Explorer用ツールバー「Windows Live Toolbar
・検索サービス「Windows Live Search
・電子メール・サービス「Windows Live Mail
・インスタント・メッセージング(IM)アプリケーション「Windows Live Messenger
・パソコン総合管理サービス「Windows Live OneCare

 両社はWindows Liveベースの新サービスなどの開発でも協力する。またVerizonは現行の総合サービス「MSN Premium」を,Windows Liveサービスと並行して提供する。

 なおCNET News.comでは,この契約が独占契約でないため,Verizonのユーザーが自動的にWindows Liveのポータル・サイトへ誘導されることはないと報じている。またinternetnews.comでは,VerizonはWindows Live OneCareの販売を始めることで,米McAfee製セキュリティ・ソフトウエアの提供をやめるなどと報じている。

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