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 米Apple Computerは,ノート・パソコン用バッテリの自主回収を行う。米消費者製品安全委員会(CPSC)が米国時間8月24日に明らかにした。過熱し,発火する恐れがあるという。

 問題のバッテリは,ソニー製の充電式リチウムイオン電池を使用。2003年10月から2006年8月にかけて販売された旧型「iBook G4」「PowerBook G4」に付属し,単体での販売も行われた。米国で110万台,海外で70万台にのぼる。

 Appleは過熱の報告を9件受けており,うち2件はユーザーが軽傷のやけどを負ったという。回収の対象となる製品は以下の通り。

  コンピュータ       バッテリのモデル番号     バッテリのシリアル番号
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12インチiBook G4             A1061                  ZZ338~ZZ427
                                                    3K429~3K611
                                                    6C519~6C552

12インチPowerBook G4         A1079                  ZZ411~ZZ427
                                                    3K428~3K611

15インチPowerBook G4    A1078およびA1148            3K425~3K601
                                                    6N530~6N551
                                                        6N601
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【8月28日修正】当初,本記事が参照したCPSCの情報では,12インチiBook G4のバッテリ・モデルA1061は「ZZ338~ZZ427,3K429~3K611,6C510~6C626」が対象になると発表していましたが,その後,「ZZ338~ZZ427,3K429~3K611,6C519~6C552」が対象になると修正されました。それに合わせて,上記の表も修正しました【以上,8月28日修正】

 CPSCは,該当するノート・パソコンを使っているユーザーに対し,すぐに利用を中止してAppleに連絡するように呼びかけている。バッテリの無償交換に関する詳細な情報はAppleのWebサイトで確認できる。

 なお,ソニー製充電式リチウムイオン電池については,米Dellのノート・パソコンなどでも不具合が発生しており,Dellはすでに自主回収を開始している(関連記事)。

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