米webMethodsは米国時間8月21日,セマンティックなメタデータ管理技術を手がける米Cerebraの資産を買収したことを発表した。同社の技術を獲得することにより,サービス指向アーキテクチャ(SOA)とビジネス・プロセス・マネジメント(BPM)におけるIT資産の再利用の促進を狙う。

 Cerebraの技術は,Webサービスの分散クラスタ環境を構築する製品スイート「webMethods Fabric」に組み込まれる予定。同製品は,SOAにおいて,ビジネス統合とBPMの最適化を支援するもの。Cerebraの技術は,同製品の共有レポジトリにおいて,メタデータのキャプチャと管理を自動化する。メタデータのレポジトリを連携させるため,利用できるソフトウエア資産とそれに関連するメタデータを把握しやすくなるという。

 Cerebraのメタデータ管理は,セマンティック技術を採用している。意味的な情報が,ビジネス・プロセスにおいて資産の相互関係を記述するため,依存関係を明確に理解できるようになるとともに,変更による影響が予測しやすくなるという。

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