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 ソニーの米国法人Sony Electronicsは米国時間8月8日,無線(802.11b)対応携帯デバイス「mylo」を発表した。インスタント・メッセージング(IM)のヘビー・ユーザーに向けたもので,音楽再生機能も備える。9月より,同社のオンライン・ショップ「SonyStyle USA」や認定販売店において,350ドルで販売する。

 myloはポケットに収まる大きさで,本体カラーは白と黒の2色。2.4インチのLCDディスプレイとスライド式QWERTYキーボード,スピーカー,1Gバイトのフラッシュ・メモリーを備える。名前は「my life online」を縮めたもの。

 「Google Talk」「Skype」「Yahoo! Messenger」など,無償のIMサービスがインストールされており,HTMLフルブラウザを搭載する。「What's Up」画面では友人のアバターを90人分保存し,誰がオンライン上にいるかすぐに確認できる。

 MP3,ATRAC,WMA形式の音楽ファイルを再生できる。また,USBケーブルか「Memory Stick Duo」を使ってMPEG-4ビデオを転送し,視聴することも可能。JPEG画像も保存できる。

 リチウムイオン電池を使用し,音楽再生を最長45時間,チャットやWeb閲覧を約7時間,Skypeによる通話を3時間以上できる。マイクロフォン,ステレオ・ヘッドフォン,USBケーブル,携行ケースが付属する。

 Sony Electronics,Personal Communication Devices部門製品マーケティング担当ディレクタのJohn Kodera氏は,「myloはコンピュータの“遊び”の部分を手のひらサイズに凝縮した。IMで常に家族や友人と繋がっていたいが,持ち運びの不便なパソコンや,携帯電話を使う場合に発生する利用料金は煩わしいというユーザーにピッタリのデバイス」と説明する。

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