米Time Warner傘下のAOLは米国時間8月7日に,無償のアンチウイルス・ソフトウエア「Active Virus Shield」を発表した。ロシアのウイルス対策会社Kaspersky Labの技術をベースにし,ウイルス,スパイウエア,トロイの木馬などによる攻撃を防止する。

 従来のシグネチャ・ベースの検出技術と詳細なスキャニングを組み合わせ,「未知のウイルスを含めた幅広い脅威からユーザーを保護する」(同社)。

 個々のファイル,カタログ,ディスクにアクセスする際にスキャンを実行するほか,送受信する電子メールに対してもスキャンを行う。1時間ごとに自動アップデートし,現在のセキュリティ状況を報告して,推奨対策を提示する。

 Active Virus Shieldをインストールするユーザーは,同時に「Internet Explorer(IE)」用セキュリティ・ツールバーを無償で入手できる。パソコンのセキュリティ状況表示,パスワード管理,ポップアップ防止などの機能を提供する。

 Active Virus Shieldは同社のWebサイトからダウンロードできる。「Windows XP」「同NT」「同2000」「同ME」「同98」をサポートし,IEバージョン5.5以降に対応する。約50Mバイトのディスク空き容量が必要。

 なお,米メディアの報道(CNET News.com)によると,Active Virus Shieldを利用するのにメンバー登録をする必要はないが,AOLおよびパートナ企業からの広告配信への同意が求められる。

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