米Verizon Communicationsは米国時間8月1日に,2006年第2四半期の決算を発表した。連結売上高は227億ドルで前年同期と比べ25.6%急増した。しかし純利益は16億ドル(希薄化後の1株当たり利益は55セント)で,前年同期の21億ドル(同75セント)から大きく減少した。

 同社は利益減少の要因として,リストラ関連費用,異動関連費用,米MCIとの事業統合費用などのコストが影響したためと説明する。

 有線事業の売上高は138億ドルで前年同期と比べ35.3%増加した。データ関連の収入は同89.8%増の40億ドルで有線事業全体の31%を占める。

 ブロードバンド接続サービスの新規契約者は44万人。そのうち11万1000人が「FiOS」サービスに加入した。ブロードバンド接続サービスの加入者総数は610万人となり,前年同期から47.9%増加した。

 無線事業Verizon Wirelessの売上高は前年同期比18.0%増の93億ドル。当期の純増加入者数は180万人で,加入者総数は同15.8%増の5480万人となった。解約率は1.13%。ユーザー当たりの平均売上高は50.34ドル。無線データ・サービスの収入が初めて10億ドルを超え,無線事業全体における割合は約12.9%となった。

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