米Sun Microsystemsは米国時間7月31日,現在同社でCIO(最高情報責任者)を務めるBill Vass氏を,政府機関向けにサーバーやソフトウエアを取り扱うSunの完全子会社,米Sun Microsystems Federalの社長兼COO(最高執行責任者)に指名したと発表した。

 Vass氏は,国防長官事務局CIOオフィスで局長を務め,国防省内におけるIT戦略やITインフラを管理した経歴を持つ。Sunには2001年に入社し,2004年にCIOに就任していた。

 また,政府機関向け販売事業担当副社長にAnthony Robbins氏が就任する。Robbins氏は米Silicon Graphics(SGI)でテクノロジおよび政府機関向け分野を担当していた。

 同社CEOのJonathan Schwartz氏は,「当社製品は,米国の政府機関や軍関連機関において,ミッション・クリティカルな業務に使用されている。Vass氏とRobbins氏に政府機関向け分野を担当してもらうのは,同分野に注力しようとする当社の姿勢の表れ」と説明する。

 なおVass氏の異動にともない,Sunの新たなCIOにはRobert Worrall氏が就く。同氏はVass氏の下,SunのInformation Technology部門副社長を務めていた人物。また現在,Sun Microsystems FederalでCOOを務めるJohn Marselle氏は退職する。

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