医者のメール・アドレスなどを販売していた男のWebサイトの一部(Sophosの情報から引用)
医者のメール・アドレスなどを販売していた男のWebサイトの一部(Sophosの情報から引用)
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 英Sophosは現地時間7月25日,米国において医師のメール・アドレス8万件を盗み,自分のWebサイトで販売していた男が告発されたことを明らかにした。有罪が確定すれば,最大で禁固55年および罰金275万ドルが科せられる可能性があるという。

 Sophosや米国司法省(Department of Justice)の情報によれば,告発されたのは米国に住む40代の男。男は,米国内科医師会(American College of Physicians:ACP)の会員データベースにアクセスし,同会員の医師およそ8万名のメール・アドレスや住所などを不正に入手したとされている。

 入手したメール・アドレスなどは,男が運営するWebサイトを通じて販売されていた(同サイトは現在では閉鎖されている)。例えば,医師2万350名分のメール・アドレスは399ドルで売られていたという。

 情報を取得されていることを知った米国内科医師会では,連邦捜査局(FBI)のコンピュータ犯罪捜査班に通報。同捜査班が男を特定し,今回の告発に至ったとされている。

英Sophosの情報