米JotSpotは米国時間7月24日に,Wikiアプリケーション・プラットフォームの新版「JotSpot 2.0」を発表した。テキストだけでなく,あらゆるタイプの情報を共同編集できるという。同社のWebサイトから入手可能。

 新版では,「ページ・タイプ」と呼ぶ機能により,コラボラティブなカレンダ,スプレッドシート,ファイル・リポジトリ,ドキュメント,フォト・ギャラリを手軽に作成することができる。例えば,スプレッドシート用ページ・タイプでは,関数計算,セルの複数選択,コピーおよびペーストなどをサポートする。フォト・ギャラリ用ページ・タイプでは,サムネールやスライド・ショー表示に対応する。

 JotSpotの共同設立者兼CEOであるJoe Kraus氏は,「これまでのWikiアプリケーションでは,ユーザーが参加できるのはテキストの編集のみだった。これがWikiの幅広い普及への障害になっていた。JotSpotは,『Microsoft Office』のようなデスクトップ・アプリケーションの機能と使いやすさ,wikiの協業性と柔軟性を組み合わせている」と説明した。

 その他の主な新機能は以下の通り。

  • ルック・アンド・フィール:HTMLやCSSの知識が無くても簡単にカラーの設定やロゴの追加が行える。
  • アクセス権:作成したページについて,非公開/一部公開/一般公開を設定できる。社内予定表を,全社員に閲覧可能とし,編集および更新は一部ユーザーに限定することも可能。

 JotSpot 2.0のホスト型サービス料金は,最大5ユーザー/10ページが無料,最大10ユーザー/100ページが月額9ドル95セント,最大25ユーザー/300ページが同24ドル95セント,ユーザー無制限/最大1000ページが同69ドル95セント,ユーザーおよびページとも無制限の場合は同199ドル95セント。

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