米Hewlett-Packard(HP),米Dell,米CTLの製品がパソコンの環境問題適合基準を満たしていると認められ,米国環境保護庁(EPA)の電子製品環境アセスメント・ツール「EPEAT(Electronic Products Environmental Assessment Tool)」のデータベースに登録される。EPEATを管理するGreen Electronics Councilが米国時間7月24日に明らかにした。

 EPEATは,電子機器がライフサイクルを通して人体や環境に与える影響を評価するためのツールで,カドミウム,鉛,水銀の削減を実施しているコンピュータをデータベース検索できる。これら製品は,温暖化の原因とされる温室効果ガスの発生をおさえるために効率的な電力消費と,安全なリサイクル・プログラムも施さなければならない。

 EPEATでは23項目の要件基準と28項目のオプション基準を設けており,適合レベルによって「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ」の認定を与える。

 今回,EPEAT登録製品として認められたのは3社のデスクトップ・パソコン,ノート・パソコン,モニターを合わせて60機種以上。ちなみにHPは32製品が登録され,そのうち26製品がシルバーの認定を受けたという(HPのプレス・リリース)。

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