米CinemaNowは米国時間7月19日,同社のビデオ配信サイト(www.cinemanow.com)からダウンロードしたコンテンツをDVDに焼き付けるサービス「Burn to DVD」のベータ運用を開始した。

 Burn to DVDは,コピー・プロテクト付きの映画やそのほかのビデオ・コンテンツを合法的にダウンロードしてDVDに記録するサービス。ユーザーは,パソコン上にダウンロードしたコンテンツをDVDに記録して,ほかのDVDプレーヤで再生できるようになる。同サービスは,まず米国を対象に提供を開始する。

 ベータ・サービス開始の時点で,米Disney傘下のBuena Vista Home Entertainment,米MGM Worldwide Digital Media,米Sony Pictures Home Entertainment,米Universal Studios Home Entertainmentなどが提供する100タイトル以上の映画やビデオ・コンテンツを用意している。

 ユーザーは,DVD+RかDVD-Rフォーマットを選択できる。店頭で販売されているDVDと同じように,グラフィック・メニュー,5.1サラウンド・サウンド,言語,ゲーム,監督インタビューといったボーナス・コンテンツも追加できる。料金は,印刷用DVDラベルとカバー・アートを含めて1タイトル8.89ドルから。

 ちなみに,同社のライバル企業である米Movielinkは7月17日に,ダウンロード映画のDVD記録技術に関して米Sonic Solutionsとライセンス契約を締結したことを明らかにしている。