米Harris Interactiveは米国時間7月12日,米国の消費者が思い浮かべる“ベスト・ブランド”を調査した結果を発表した。それによると,ソニーが7年連続で首位の座を獲得した。米Dellが2位(昨年は2位),米Coca-Colaが3位(同4位)につけた。

 調査は,2006年6月7日から6月13日にかけて米国成人2351人を対象に実施したもの。回答者に企業名を記したリストは与えず,ベスト・ブランドと聞いて思い浮かべる企業を尋ねた。

 上位10社に大きな変動はなかったが,米Microsoftがトップ10圏外に落ちた。また,米Kraft Foodsが3位から9位に順位を下げ,米General Motorsが8位から17位に転落した。

 業界別に見ると,上位10社のうち電子機器を取り扱う企業が半数を占めた。また自動車メーカーが3社,日用品や食品などの消費財メーカーが2社ランクインした。


■ 表1 米国消費者が思い浮かべるベスト・ブランドの上位10社

  2001 2002 2003 2004 2005 2006
Sony 1 1 1 1 1 1
Dell * 2 3 3 2 2
Coca-Cola 6 5 7 2 4 3
Toyota 4 * * 5 6 4
Ford 2 3 6 6 5 5
Honda * 9 * 7 =7 6
Hewlett Packard 9 * * * =10 7
General Electric 5 10 4 10 8 8
Kraft Foods * 4 2 4 3 9
Apple * * * * * 10

記:回答者が選んだベスト・ブランド3社を合計したもの
*はトップ10圏外

出典:Harris Interactive


■ 表2 業界別でみたベスト・ブランド上位10社の企業数

  2001 2002 2003 2004 2005 2006
電子機器*  5 3 4 3 5 5
自動車    3 3 2 4 4 3
一般消費財  2 3 4 3 2 2

記:*はGeneral MotorsとMicrosoftを含む

出典:Harris Interactive

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