米Microsoft,ジョージア工科大学計算機学部(College of Computing at Georgia Tech),ブリンマー大学(Bryn Mawr College)は,学生向け技術教育にロボットを活用する組織「Institute for Personal Robots in Education(IPRE)」を設立する。Microsoftが米国時間7月12日に明らかにしたもの。IPREでは利用する技術および教育プログラムの開発を直ちに開始し,2007年1月より実際に同プログラムに沿った活動を始める。

 IPREの目的について,Microsoftは「教育目的に特化したロボット技術を提供することで,コンピュータ科学教育を再び活性化させる」と説明する。教育プログラムなどの成果物は,教育関係者に広く提供するという。

 IPRFは,Windowsベースのロボット向けアプリケーション開発プラットフォーム「Microsoft Robotics Studio」を基盤技術として利用する。同プラットフォームは,現在MicrosoftのWebサイトからコミュニティ技術プレビュー版(CTP:Community Technology Preview)を無料でダウンロードできる。

 Microsoftはジョージア工科大学計算機学部に,IPRF活動の一環として3年間で100万ドルの資金を提供する。さらにジョージア工科大学計算機学部とブリンマー大学が,IPRFに100万ドルを出す。