米海軍のNaval Safety Center(NSC)は,米海軍と米海兵隊の隊員10万人以上の個人情報がNSCのWebサイトで誰でも閲覧可能な状態になっていたと米国時間7月7日に発表した。問題の個人情報は,7月6日にWebサイトから削除された。

 情報が漏えいしたのは,現職および予備役の隊員と,過去20年間に兵役に服した飛行士。氏名と社会保険番号がWebサイトに掲載されていた。同じ情報は,海軍と海兵隊の隊員に配布した「Web Enabled Safety System」プログラムのディスク1083枚にも入っていたという。

 NSCは情報漏えいの経緯を調査するとともに,プログラム・ディスクの回収を進めている。「これまでのところ,漏えいした情報が違法行為に悪用された証拠は見つかっていない。ただし対象者には,銀行口座,クレジットカード,その他金融取引の記録を注意深く調べるよう推奨する」(NSC)。

 米メディア(CNET News.com)によると,隊員の個人情報は6ヵ月以上Webサイトに掲載されていたという。

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