米Cisco Systemsは,IEEE802.1X対応の認証ソフトウエアなどを手がける米Meetinghouse Data Communicationsを買収することで最終的な合意に達した。同社が米国時間7月6日に発表した。買収金額はおよそ4370万ドル。手続きは2006年10月末までに完了する見通しとなっている。

 Meetinghouseは,IEEE802.1Xをベースとするクライアント側セキュリティ・ソフトウエアを主に提供している。有線と無線メディアの両方を通じて,許可されたユーザーまたはホスト・デバイスだけにネットワーク・リソースへの接続を制限できる。同社のAEGIS SecureConnectは,Ciscoのセキュリティ製品に組み込まれる予定。

 Meetinghouseは,1988年に設立された非公開企業。ニューハンプシャー州ポーツマスに拠点を置く。従業員数は77人。買収後,同社の従業員と製品は,CiscoのWireless Networking Business Unitに統合される。

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