米eBayは米国時間7月6日に,上級幹部の人事異動を発表した。同社子会社であるPayPalの社長Jeff Jordan氏が今秋退任する。同氏はその後,「より多くの時間を家族との生活にあてる」(同社)としている。

 Jordan氏は1999年にeBayに入社し,2000~2004年は同社北米事業を指揮した。2004年12月よりPayPal社長を務めている。2005年にPayPalは初めて売上高10億ドルに到達。同氏が社長に就任する前の四半期から,決済規模は89%増の88億ドル,ユーザー・アカウント数は85%増の1億500万件に拡大した。

 Jordan氏の退任後は,Rajiv Dutta氏がPayPal社長を引き継ぐ。Dutta氏は2001~2005年にCFO兼戦略責任者を務めた。今年初めにVoIP事業であるSkypeの社長に任命された。

 なお,現Skype製品部門バイス・プレジデントのAlex Kazim氏がSkype社長に就任する。

 また,現Skype北米担当ジェネラル・マネージャのHenry Gomez氏がSkypeのCountry Operations Worldwide部門ディレクタ兼最高マーケティング責任者に,ショッピング・サイト事業Shopping.comの現社長兼CEOであるLorrie Norrington氏がeBay海外事業担当プレジデントに就く予定。

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