米MobiTVは米国時間6月29日，モバイル機器向けOS「Windows Mobile 5.0」を搭載する端末向けモバイルTVサービス「MobiTV」の提供開始を発表した。Windows Mobile搭載端末の利用者は，電子番組表を使ってテレビ番組を観たり，オンデマンドでコンテンツを視聴できるようになった。

　同社のモバイルTVサービスは，米国でAlltel，Cingular Wireless，Sprint Nextelの加入者向けに提供されており，これまでに100種類以上の端末に対応している。Windows Mobileへの対応により，Sprintの6700，Cingularの2125，MotorolaのQ，PalmのTreo 700wといった端末でも利用できるようになった。提供する番組は通信事業者によって異なるが，ABC News Now，CNBC，CNN，Fox News，ESPN，MSNBC，NBC Mobileなどのコンテンツが提供されている。

　米メディアの報道（CNET News.com）によると，同サービスの月額利用料は9.99ドル。同社のWebサイトから加入手続きができる。

　MobiTVと米Microsoftは，先ごろパソコン向けの新しいサービス提供に向けてMicrosoft Windows Mediaプラットフォーム上でも同サービスのデモを行なっている。また，5月にはAT＆Tと，Wi-Fiネットワークを通じた同サービスのノート・パソコン向け提供で提携している。

　米In-Statの調査報告によれば，2005年に米国人の110万人がモバイル・ビデオのコンテンツを購入している。2010年までにこの数が3000万人に拡大すると同社は予測している。

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