米Evans Dataは米国時間6月26日,統合開発環境(IDE)について世界のソフトウエア開発者を対象に行なった調査の結果を発表した。対象となった1200人を超える開発者の評価をまとめたところ,米IBM社の「IBM Rational Application Developer」が2年連続で1位に選ばれた。

 ランク付けが行なわれた11種類のIDEには,Rational Application Developerのほかに米Adobe Systemsの「Macromedia Studio 8」,米Borlandの「JBuilder」,オープンソースの「NetBeans」と「Eclipse」,米Oracleの「Oracle Developer Suite」などが含まれる。デバッガ,コンパイラ,Webデザイン・ツールなど16のカテゴリで評価が行なわれた。

 IBM Rational Application Developerは,モデリング,デザイン・ツール,ドキュメント,Make/Build機能,技術サポートの品質のカテゴリで最高の評価を得た。そのほかのカテゴリでも,すべて評価が高かった。2位以降はMicrosoft社の「Visual Studio.NET」,Borland社の「Delphi」が続いた。

 Visual Studio.NETは,3つの主要地域である北米,EMEA(欧州・中東・アフリカ),アジア太平洋において最も利用されているIDEとなり,2位以降を大きく引き離した。2位には,Macromedia Studio 8が続き,3位はEclipseとなった。

 同調査の評価表は,同社Webサイトから無料でダウンロードできる。

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