米Googleは米国時間6月26日,新しいモバイル向けサービスの提供開始を発表した。同日より,携帯電話やPDAといったモバイル端末から同社の無料電子メール・サービス「Gmail」,ニュース・サイト「Google News」,ユーザーがカスタマイズしたGoogleのホームページ「Personalized Home」にアクセスできるようになった。

 モバイル向けGmailは,パソコンと同じようにWebブラウザを搭載したモバイル端末から「Gmail」(http://gmail.com)にアクセスして利用できる。Gmailアカウントを使ってログインする。同サービスでは,使っている端末に合わせてインタフェースが自動的に最適化される。添付画像やファイルの閲覧ができ,Gmailの連絡先リストに電話番号が登録してあれば,送られてきたメッセージに携帯電話で返事ができる。アクセス方法に関わらず,Gmailメッセージは自動的に同期される。

 Google Newsは,Web検索サービス「Google」(http://www.google.com)からアクセスできる。「Google News」リンクを選ぶと,トップ・ニュースへのリンクやヘッドラインが表示される。ビジネス,科学/技術,スポーツ,健康,エンターテインメントなどのカテゴリ別に見ることも可能。ただし,表示する記事は,ニュース・ソースがモバイル表示に対応しているものに限られる。

 モバイル版のPersonalized Homeでは,Gmail,カスタマイズしたニュース・ヘッドライン,天気予報,株式情報,RSSフィードなどが閲覧できる。すでにパソコンでGoogleホームページをパーソナル化しているユーザーは,WebブラウザからGoogleサイトにアクセスし,「Personalized Home」リンクを選んでサインインすればよい。次回からは自動的に,項目をカスタム設定したホームページにアクセスできるようになる。

 同日より提供されるモバイル向けGmail,パーソナライズ・ホームページ,Google Newsの利用は無料(ただし契約している無線キャリアのプランによってデータ通信料がかかる)。大半のWeb対応携帯電話機で利用できるという。これまでに,同社はこれらのモバイル・サービスを地域や言語を限定して提供していた。

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