IEからExcelを実行したところ。サンプルデータを使ってグラフを作成できた
IEからExcelを実行したところ。サンプルデータを使ってグラフを作成できた
[画像のクリックで拡大表示]

 米マイクロソフトは2006年6月26日(米国時間)、次期Officeソフト「the 2007 Office system」(以下、「Office 2007」)のベータ2版をWebブラウザーで試用できるプログラム「try it before you buy it」を開始した。登録を済ませれば、プログラムをダウンロードしてインストールしなくても操作性を確認できる。26日現在は英語版のみだが、1週間以内には日本語版を始めフランス語、ドイツ語、スペイン語版の試用も可能になる予定。

 Office 2007のベータ2版は2006年5月に公開された。同社によれば、これまでに250万人が同ソフトを利用しているという。今回のプログラムは、さらに多くのユーザーに評価してもらうことを目的に開始した。同社のサーバー上でOfficeを動作させ、ユーザーはWebブラウザーから操作する。このため試用には、Internet Explorerのほかに、米シトリックス社が開発したサーバーアクセス用のクライアントプログラムをプラグインとしてインストールする必要がある。

 このプログラムでは、各製品の主要な機能をほぼ利用できる。サンプル用のデータやチュートリアルなども含まれている。ただし利用は評価目的に限定しており、文書の保存や印刷機能は無効になっている。

 実際に試してみたところ、動作速度にやや遅さが感じられるものの、Excelのグラフ作成が問題なく実行できた。ただ、今回テストした環境では、Office 2007の新機能の一つである「ライブプレビュー」の動作は確認できなかった。