米In-Statは米国時間6月19日,統合メッセージング(UM)市場について調査した結果を発表した。同社は,統合メッセージング市場は拡大を続け,2009年までに従来型のボイスメール・システムは市場から姿を消すと予測。統合メッセージングとUM対応機器の出荷数は,2005年の840万シートが2010年には1170万シートに増加するという。

 調査の結果,2005年における統合メッセージング/UM対応機器のエンドユーザーからの年間収益は5億640万ドルだった。同社はこれが2010年までに6億2860万ドルに拡大すると予測している。また,メーカー別では,2005年の企業向けメッセージング市場全体において米Avayaが引き続き首位を確保したが,統合メッセージング部門ではカナダのNortelが首位を獲得している。

 同社アナリストのNorm Bogen氏は「職場,家庭,公共スペースにおいて802.11対応システムの人気が高まっている。また,Wi-Fi対応のデュアル・モード携帯電話の市場投入などにより,無線対応ハンドヘルド機やBlackBerry端末,携帯電話との互換性を求める声が高まるだろう」とコメントしている。

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