中国のAnalysys Internationalは現地時間6月16日,中国オンライン検索広告市場に関する調査結果を発表した。それによると,2006年第1四半期の同市場は3億300万元(約3786万ドル)に達した。そのうち91.42%を検索エンジン・ポータル・サイト,8.58%を提携Webサイトが占めた。

 内訳は,ペイ・パー・クリック方式が1億7500万元(約2187万ドル),固定ランキング方式が900万元(約112万ドル),キーワード広告方式は1億2000万元(約1499万ドル)だった。なお,キーワード広告方式の成長率はマイナスに転じた。

 プロバイダ別にみると,「Baidu(百度)」がシェア43.9%で首位。「Yahoo! China」(シェアは21.1%),「Google」(同13.2%),「Sohu(捜狐)」(同9.2%)が続く。

 Analysys Internationalによると,世界で広告を展開する企業が拠点を置く中国沿岸地域では,複数言語広告を提供するGoogleが優位にある。一方,北東部および北部ではBaiduが優勢だという。

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