米Microsoftは,6月13日(日本時間6月14日)に公開予定の月例セキュリティ・アップデート(修正パッチ)に関する情報を発表した。Windowsに関する重要度「緊急(Critical)」のアップデートを含む9件,Officeに関する重要度「緊急」のアップデートを含む2件(関連記事その1その2),Exchangeに関する重要度「重要(Important)」のアップデート1件を公開する。

 Windowsに関する9件のアップデートは,適用の必要性を「Microsoft Baseline Security Analyzer(MBSA)」や「Enterprise Scanning Tool(EST)」で検出できる。適用後にパソコンの再起動を必要とするものがある。

 なお,これまではInternet Explorer(IE)向けのパッチ(KB912945)で変更したActive Xコントロール関連の仕様を,互換性修正プログラム(KB917425)でもとに戻すことができた。しかし6月の月例セキュリティ・アップデートを適用すると,互換性修正プログラムの適用の有無と関係なくActive Xコントロール関連の仕様が変わるという。

 またMicrosoft社は,パソコンからウイルスやワームなどを駆除するツール「Microsoft Windows Malicious Software Removal Tool」の新版を提供する。加えて,「Microsoft Update(MU)」「Windows Update(WU)」「Windows Server Update Services(WSUS)」「Software Update Services(SUS)」において「セキュリティ以外の優先度の高い更新プログラム」をリリースする予定である。

[発表資料へ]