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 米Googleは,オープンソースWebブラウザ「Firefox」の設定を共有できる拡張機能「Google Browser Sync」を公開した。Google社製品マネージャのBrian Rakowski氏が同社公式ブログへの投稿記事で米国時間6月7日に明らかにしたもの。

 ユーザーは所有する複数のコンピュータで,Firefoxのブックマーク,履歴,保存したパスワード,クッキーといった設定を共有し,同期することができる。前回ブラウザを閉じた際に閲覧していたウインドウやタブも記憶しており,次にブラウザを起動したときにすぐに再アクセスすることが可能。

 Google Browser Syncを使用するには「Google Account」を取得し,PINコードを登録しなければならない。「セキュリティ保護のために」(同社)PINコードを入力したブラウザのみで同期が可能となる。ただし,1度ログインすれば,その後は起動のたびにPINコードを入力する必要はない。

 Google Browser Syncは,同社Webサイトから無償で配布している。Firefox 1.5以降に対応する。

 なお,Google Browser Syncを利用すると,Firefoxの起動に時間がかかるようになる。「設定を読み込まなければならないため」と,Rakowski氏は説明している。

 またGoogle社は,現在ベータ公開しているFirefox用ツールバー「Google Toolbar for Firefox 2」を数週間以内に正式リリースする予定であることも明らかにしている。

[Rakowski氏の投稿記事]