米News傘下の米Fox Interactive Media(FIM)が運営するソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「MySpace.com」は,オンラインにおける安全性啓もうで,児童保護団体Child Safety Network(CSN)と協力する。MySpace.comが米国時間5月26日に明らかにした。

 MySpace.comのサイトで,コミュニティ・メンバー向けにバナー広告を掲載し,オンラインの安全性に関する無償リソースや情報を提供する。広告をクリックすると,CSNのホーム・ページに移動する。

 CSNのホーム・ページでは,さらに詳しいリソースへのアクセス,印刷用の手引きやアドバイスなどが入手可能。CSNのメンバーであれば,居住地のZIPコードを入力して,地域に住む性犯罪前歴者の写真と住所を確認できる。

 CSN議長のWard Leber氏は,「インターネット・ユーザーは,個人情報を保護し,(犯罪に巻き込まれる)リスクを最小限におさえるための簡単で有効な心得を学ぶ必要がある」と述べる。

 MySpace.comは,このほかにもオンラインの個人情報保護に関する取り組みを実施する。各ページの最下部にユーザーと親向けの「Safety Tips」の項目を設け,オンラインの安全性に関する教育情報を提供する。なお,MySpace.comに登録できるのは14歳以上で,16歳未満のメンバーには,実際の知り合いでなければ個人情報を閲覧できない特別な保護機能を適用する。

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