米Googleはデジタル写真編集/管理ソフトウエア「Picasa」のLinux版をリリースした。新サービスを公開するテスト・サイト「Google Labsからダウンロードできる。同社オープンソース・プログラム・マネージャのChris DiBona氏が同社の公式ブログへの投稿で米国時間5月24日に明らかにした。

 Picasaは,Googleが2004年に買収した米Picasaのソフトウエア。写真の管理,編集,共有が行える。

Picasaでギフト用CDを作成する画面

 Linux版Picasaは,Windows版で提供しているほぼすべての機能を備えているという。サポート言語は英語のみだが,将来は他の言語にも対応する予定。

 DiBona氏によると,Linux版Picasaは,WindowsアプリケーションをLinux上で動作させるエミュレータ・ソフト「Wine」を利用している。同社ではPicasaをLinux上で実行するために,Picasa専用の機能強化をWineに追加。その強化内容を「Wineプロジェクトにすべて提供した」(Google)。GoogleがWineに加えた変更については同社Webサイトで確認できる。

[DiBona氏のブログ投稿記事]