次期WindowsであるVistaが動くパソコンや周辺機器を認定するロゴ・プログラムが2種類に分かれることが決まった。2006年5月23日から米シアトルで開催されているWindows関連ハードの開発者向けカンファレンスWinHEC 2006の基調講演と,そのあとのブレークアウト・セッションで明らかにされた。

 2種類のロゴ・プログラムとは,Premium LogoとBasic Logoである(下図参照)。詳細に分ければそれぞれにシステム(パソコンなど)用と周辺機器(デバイス)用があるが,ロゴ・マークの色味を見れば2種類に大別されているのは明白だ。下地が白色なのがPremium Logo,グレーなのがBasic Logoである。

 このうちのPremium Logoは,Vistaが目指す使い勝手を実現するのを助けるようにデザインされ,高い性能と機能を持ったシステムやデバイスに付加される。いわば,“Vistaのため”というお墨付きをMicrosoftから与えたれた機器である。一方のBasic Logoは,WindowsXPロゴを取得するためにデザインされた機器で,Windows Vistaでも動く機器に付加される。

 なお,Premium Logoに関する詳細なハードウエア仕様は,2006年末までに公開される予定だという。

Windows Vistaの認定ロゴ・プログラムは2種類に分かれる



一つは完全対応の「Premium Logo」,もう一つはVistaが何とか動く「Basic Logo」である。画面はWinHEC 2006のブレークアウト・セッションで使われたプレゼンの画面。