米Monster Worldwideは米国時間5月18日,オンライン求人求職状況に関する分析結果を発表した。それによると,2006年4月には全米主要都市28のうち20都市で,オンラインによる人材募集が増加したという。

 特に増加が顕著だったのは,オハイオ州シンシナティ,アリゾナ州フェニックス,オレゴン州ポートランドの3都市で,前月と比較して求人件数が5ポイント増加したという。このほか,伸びが大きかったのは次の6都市で,オハイオ州クリーブランドとインディアナ州インディアナポリス(ともに前月比4ポイント増),ミシガン州デトロイト,テキサス州ヒューストン,ミネソタ州ミネアポリス,ニューヨーク市(以上,同3ポイント増)。

 一方,カリフォルニア州ロサンゼルスおよびワシントンD.C.では前月比で1ポイント減少し,ペンシルバニア州ピッツバーグでは4ポイント減少した。

 また管理職では,全米28都市のうち25都市で求人が増加している。一般業務職および会計職では17都市で増加した。また事業分野別で見ると,生命保険,健康,ソーシャル・サイエンスの分野が強く,28都市のうち23都市で増加した。IT職の求人も,28都市中20都市で増加している。

 同社のInternational部門担当社長Steve Pogorzelski氏は4月の結果について,「これは米国で雇用機会が引き続き増加していることを裏付けるものであり,大学卒の人材についてはかなり楽観視できる状況だ」と述べた。

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