米Viacomのケーブル・ネットワーク事業部門MTV Networksがオンライン音楽サービス「URGE」(ベータ版)を開始した。米Microsoftが米国時間5月17日に明らかにしたもので,Microsoft社の次期メディア・プレーヤ「Windows Media Player(WMP)11」と連携する。

 「URGEとWMP 11は,当社とMTV Networksが緊密に協力した結果生まれたもの。ユーザーが音楽に浸れる一貫性のある環境を提供する」(Microsoft社)

 URGEは約200万の楽曲以外に,ラジオ局130局以上の番組を提供する(無料ラジオ局は20曲)。プレイリスト付きの音楽ブログや,500以上のカスタム・プレイリストを提供する。

 また,自動更新されるプレイリストにアクセスできる「Feed」機能や,任意のアーティストやジャンルに基づいてプレイリストを作成する「Auto Mixes」機能なども備える。

 1曲当たり99セントで購入できるほか,月額9.95ドルで楽曲を無制限にダウンロードできる「ALL ACCESS」プランや,月額14.95ドルで無制限ダウンロードに加え,携帯音楽プレーヤに転送できる「ALL ACCESS TO GO」プランを用意する。また14日間,無料で試用することも可能。

 「WMP 11と連携可能なURGEは,吟味された番組構成や革新的な機能など,他のサービスとは一線を画している。当社のデジタル戦略の要でもあり,今後もユーザーと音楽をつなげる重要な役割を果たすだろう」(MTV Networks事業,Music/Logo/Films部門担当社長のVan Toffler氏)

 なお,WMP 11は同日よりベータ版の提供を開始している。米国ユーザーは,Microsoft社のWebサイトから入手できる。

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