米Microsoftが,Webベースのインターネット検索サービス「Windows Live Search」(ベータ版)にイントラネットおよびデスクトップ検索機能を搭載すると,米国時間5月17日に発表した。試験用のテスト版を2006年後半に利用可能とする。

 Windows Live Searchの単一インタフェースから,同時にインターネット,イントラネット,デスクトップを検索できる。セキュリティに配慮しており,「ルール・ベースの情報アクセス制御機能で,機密や従業員のプライバシを守るとともに,規制順守にも役立ち,企業情報の安全性を高められる」(Microsoft社)という。

 またMicrosoft社は同日,企業向けポータル・サーバー「Microsoft Office SharePoint Server 2007」の企業向け検索機能である「Knowledge Network」と「Microsoft Office SharePoint Server for Search 2007」について明らかにした。

 Knowledge Networkについて,同社は「文書化されていない知識や人間関係の発見を自動化できる」と説明する。自動作成した従業員のプロフィールを検索して必要な人物を迅速に見つけ,「よりよい決定がより迅速に行える」(同社)。

 Microsoft Office SharePoint Server for Search 2007はSharePoint Serverのサブセット製品で,中規模企業や部門向けの検索機能を提供する。共有ファイルやWebページのほか,SharePointで作成したサイト,Exchange Server,Lotus Notesなども検索できる。

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