米Red Hat傘下の米JBossは米国時間5月16日に,Web Beansの標準化をJava Community Process(JCP)Programに申請する計画を明らかにした。
Web Beans標準化推進により,Java Platform, Enterprise Edition 5(Java EE 5)アーキテクチャのEnterprise JavaBeans(EJB)3.0とJavaServer Faces(JSF)を統合する,よりシンプルで簡潔なWeb開発モデルの実現を目指すとしている。
JBoss社によると,米Borland,米Google,米Oracle,米Sun Microsystemsが協力するという。Web Beans標準化作業では,「JBoss Seam」や「Oracle Application Development Framework」,Apache StrutsShaleなどの原理を活用する。例えばJBoss Seamは,宣言型および文脈型の状態管理を通じて,Webアプリケーション構築の統一コンポーネント・モデルを提供している。Apache StrutsShaleは,必要に応じて組み合わせ可能な機能セットを備える。
同標準化作業は,JBoss社アーキテクトのGavin King氏が指揮を執る。同氏はオープンソースのORマッピング・フレームワーク「Hibernate」の主要開発者でもある。「JBoss社の目的は,生産性の高い開発促進環境を構築し,より機能豊富なWebアプリケーションの登場を可能にすることだ」(同氏)。
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