米連邦地裁は米国時間5月12日,米教育省(DOE)でコンピュータ・システムのセキュリティを担当していたKenneth Kwak氏に対し,コンピュータ不正侵入の罪で禁固5ヵ月と自宅拘禁5ヵ月の判決を下した。米司法省(DOJ)が同日明らかにしたもの。

 Kwak氏が有罪を認めた2006年3月の答弁によると,勤務していたDOEで管理者のコンピュータにソフトウエアをインストールし,ストレージ内のデータを読み出せる状態にしたという。そして,その管理者がDOE内およびインターネットでやり取りした電子メールやさまざまなインターネット・アクセスの状況を頻繁に調べ,オフィス内の他者に伝えていた。

 米連邦地裁はKwak氏に対し,米国政府に対する4万ドルの損害賠償支払いと,3年間の保護観察処分も命じた。

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