米McAfeeは米国時間5月12日,検索エンジンを利用することでアドウエアやスパイウエアなどの不正プログラムをダウンロードさせるWebサイトにアクセスする危険性についての調査結果を発表した。5つの主要検索エンジン「Google」「Yahoo!」「MSN」「AOL」「Ask」を対象に調査したところ,一般的によく使われる検索キーワードで検索を実施した場合,検索結果に危険なWebサイトが平均3.1%含まれていたという。

 危険なWebサイトが含まれる割合が最も多かったのはAskで6.1%。GoogleとAOLが5.3%,Yahoo!が4.3%,MSNが3.9%だった。

 スポンサ付きリンクになると,危険性は2~4倍高くなる。5つの検索エンジンにおけるその割合は,平均8.5%だった。

 また,「free screensavers(無料スクリーン・セーバー)」「digital music(デジタル音楽)」「popular software(人気のソフトウエア)」「singers(歌手)」などの一部のキーワードでは,危険なWebサイトが含まれる割合は72%に跳ね上がる。

 同調査では,米国インターネット・ユーザーが検索結果を通じて危険なWebサイトを訪れる回数は1ヵ月当たり約2億8500万回と推計している。

[発表資料(1)]
[発表資料(2)]