米Sun Microsystemsが,Ajax(Asynchronous JavaScript+XML)アプリケーション開発者向けポータル・サイト「AJAX Developer Resource Center」と「JavaScript Resource Center」を,米国時間5月11日に発表した。

 Ajaxは,JavaScript,CSS,XMLといった既存の技術を組み合わせてWebアプリケーションを構築する手法。WebサーバーとWebブラウザ間の通信を非同期化し,Webページを明示的にリロードすることなく更新できる。画面表示の変更が容易になるので,一般的なデスクトップ・アプリケーションなみのスムーズなユーザー・インタフェースを実現できる。

 Sun社はAJAX Developer Resource Centerで,技術記事,サンプル・コード,ソフトウエア・コンポーネント,開発ツールなど「Ajaxアプリケーション構築の着手に必要なあらゆるもの」(Sun社)を提供する。JavaScript Resource Centerでは,JavaScriptとJavaを効率よく組み合わせて利用するために必要なリソースを扱う。

 Sun社は同日,Java Platform向けJavaScriptラッパー・フレームワークに関するオープンソース・プロジェクト「Project jMaki」も発表した。同プロジェクトの開発するフレームワークを利用すると,さまざまなAjaxフレームワークからJavaScriptウィジットを取り出し,JavaServer Pages(JSP)やJavaServer Faces(JSF)のタグに入れて使うことができる。プロジェクトの運営は,開発者向けコミュニティjava.net内で行う。

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