Google Co-opの情報による検索結果
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Google Trends
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 米Googleが,Webページに検索用の情報を付加できる新サービス「Google Co-op」(ベータ版),デスクトップ検索アプリケーションの新版「Google Desktop 4」(ベータ版),Webページの情報をクリップしたり他者と共有したりする新サービス「Google Notebook」,検索に使われているキーワードの傾向などを調べられる新サービス「Google Trends」を,米国時間5月10日に発表した。

 Google Co-opは,ユーザーがGoogle社に専門知識などを提供し,その情報を検索結果に反映させるサービス。ユーザーは,あるWebページに“ラベル”を付け,関連するWebページへのリンクを設定できる。こうした情報は,ほかのユーザーが関連性の高いキーワードで検索を行った際に,検索結果ページに表示する。例えばある医師が“関節炎”に関係するWebページにラベルを付けておくと,この医師の情報を受け取るよう設定したユーザーは,関連キーワードの検索結果上部に“治療”や“症状”,“医療従事者”といった情報が現れる。

 Google Co-opは,Google社が英語でサービスを提供している全地域で既に利用可能となっている。Webページの登録などは「Google Co-op Directory」で行える。

 Google Desktop 4は,新たにミニ・アプリケーション「Google Gadgets」をサイドバーに組み込めるようになった。Google社は現在数100種類のGoogle Gadgetsを用意しており,ゲームやメディア・プレーヤの利用,天気予報/ニュース表示などが可能という。

 さらにGoogle Desktop 4は,よく使う検索キーワードとアクセスするWebサイトの情報から個人用のWebページを自動作成する機能や,ネットワーク越しに別のパソコンを検索する機能「Search Across Computers」の無効化スイッチを設けた。英語版,フランス語版,イタリア語版,ドイツ語版,スペイン語版,オランダ語版,ブラジル系ポルトガル語版が利用可能。Google社は,Google Gadgetsの開発に必要な「Google Desktop Gadgets API」も提供している。

 Google Notebookは,5月第3週より利用可能とする新サービス。閲覧したWebページからテキストや画像,リンクといった情報を切り取り,“オンライン・ノート”にまとめておける。オンライン・ノートは,作成したユーザーがほかのパソコンからアクセスできる。ほかのユーザーに公開し,情報を共有することも可能。

 Google Trendsは,検索キーワードのトップ・リストと傾向をまとめた「Google Zeitgeist」をベースとするサービス。Googleで検索に利用されたキーワードのトレンドを随時調べることができる。既に利用可能となっている。

[発表資料(プレスリリース)]
[Google社検索製品&ユーザー・エクスペリエンス担当副社長のMarissa Mayer氏が投稿したブログ記事]