米Yahoo!は米国時間5月8日,同社の検索エンジンに新しい広告プラットフォームを導入すると発表した。新たなプラットフォームでは,Yahoo!社が同日リリースした検索広告アプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)を採用する。「広告主はより短時間で広告を掲載し,広告に対する投資を速やかに回収できるようになる」(同社)という。
新プラットフォームの中核となるデータ・プラットフォームの構築はほぼ完了しており,第3四半期から広告主に各種機能の提供を開始する。新プラットフォームの導入は国ごとに行い,広告主が新機能に慣れた時点で品質ベースのランキング・モデルを導入する。
新プラットフォームでは,広告主が広告の効果を把握して,適宜,修正を行える直感的なコントロール・パネルを用意する。また,WhereonEarth技術により,ユーザーが検索しようとしている地域をより正確に特定できるようにするという。
簡素化したコンテンツ・レビュー・プロセスを採用し新しい広告を30分弱で掲載できるようにするほか,異なるパターンの広告を自動ローテーションして効果的な広告を頻繁に表示するAd Testing機能などを提供する。
また同社は将来,広告の配信オプションを増やすほか,人口統計や消費者のオンライン行動に基づいたターゲット広告を提供できるようにする予定という。
米メディア(The New York Times)が報じるところによると,検索広告の効果が向上することで,Yahoo!社は広告収入を大幅に伸ばせるという。「広告による売上高が第4四半期は約1億2500万ドル,また来年は約6億ドルと,即座に20%は伸びるだろう」(RBC Capital Markets社アナリストのJordan Rohan氏)。
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