米Apple Computerは,デバイスの画面を仮想キーボードとして使う技術や,画像入力機能付き画面の技術など,3件の米国特許を申請した。

 1つ目の特許は,タイトルが「Activating virtual keys of a touch-screen virtual keyboard」というもの。申請番号は20060085757。申請日は2006年4月20日。56件のクレームから成る。デバイスの画面を仮想的にキーボードとして利用するための技術で,ユーザーが複数の仮想キーを押してしまったり,目的とする仮想キーの近くにあるキーを押したりしても,押された場所などに関する信号からユーザーの意図通りキーを選ぶというもの。

 2つ目は,申請番号20060088228。タイトルは「Image scaling arrangement」。2006年4月27日に申請した。42件のクレームから成る。デバイス間で画像データをやり取りする技術で,ホスト機器でサイズを調整した画像を生成し,テレビやカメラ,プリンタ,メディア・プレーヤなど画面を備える機器に転送して表示する。

 3つ目は申請番号が20060007222。タイトルは「Integrated sensing display」。こちらは2006年1月12日に申請した。画像読み取り機能を備える画面に関する技術で,20件のクレームから成る。同技術を利用すると,画像を表示するだけでなく,同時に入力も可能な装置を実現できるという。

 なお米メディア(CNET News.com)によると,これら各技術を使うことで,タッチスクリーン式仮想キーボード,双方向スクリーン,iPodをリモコン代わりに使ってホストデバイスを操作する仕組みが可能になるという。

[申請した特許(20060085757)]
[申請した特許(20060088228)]
[申請した特許(20060007222)]