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 米Googleは,無償の3次元(3D)デザイン・ソフトウエア「Google SketchUp」の提供を開始した。同社製品管理担当ディレクタのBrad Schell氏が,公式ブログへの投稿で米国時間4月27日に明らかにしたもの。同社Webサイトよりダウンロード可能。

 Google SketchUpは,同社が2006年3月に買収した米@Last Softwareの製品「SketchUp」の無償版。SketchUpは,紙と鉛筆で作図する感覚と,デジタルの速さや柔軟性を組み合わせた3D画像作成・表示・編集用ソフトウエアである。有償版の「SketchUp Pro 5」(495ドル)は建築家,デザイナ,アート・ディレクタ,ゲーム開発者などのプロフェッショナル向けに展開する。

 Google SketchUpとSketchUp Pro 5はともに,衛星写真と3D画像の地図表示ソフトウエア「Google Earth」に対応する。自宅の3Dモデルを自由に構築し,それをGoogle Earth上で自宅住所の位置に置くことができる。

 Google SketchUpの対応OSは「Windows 2000/XP Home Edition/XP Professional Edition」。「Mac OS」にも対応する予定。

 加えて同社は,SketchUp(有償版/無償版)ユーザーが作成済み3Dモデルを共有および検索可能な「3D Warehouse」も提供する。

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