米Microsoftと中国のLenovo Group(聯想集団)は米国時間4月17日に,グローバルな戦略的提携で正式調印したと発表した。中国をはじめとする世界市場で販売,マーケティング,トレーニング・プログラムを共同展開し,「正当にライセンスを与えられたMicrosoft社製品の使用を奨励していく」(両社)。

 Lenovo社は2005年11月に,中国のパソコン・メーカーとしては初めて,中国市場向け全製品に正規のWindowsをプリインストールする契約をMicrosoft社と締結した。Lenovo社の販売店舗で,正規ソフトウエア使用に関する消費者の認識を高めるための教育プログラムも実施している。Lenovo社は今回,中国市場で行ってきたこのようなプログラムを,他の新興市場にも拡大する。

 Lenovo社は65カ以上の国と地域で販売する同社製パソコンに,正規のMicrosoft社製ソフトウエアをプリインストールする計画である。今後12カ月で,約12億ドル相当のWindowsをMicrosoft社から購入する。

 「当社はMicrosoft社と協力し,両社共通の顧客が,正規ソフトウエアのみで提供している信頼性の高いサービスとサポートを受けられるよう取り組んできた。この取り組みを押し進め,当社が事業を展開している各国において,秩序あるIT業界の発展を促進する」(Lenovo社会長のYang Yuanqing氏)

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