米TiVoが米EchoStarを相手取って起こしていた特許侵害訴訟で,裁判所はTiVoの主張を認める判決を下した。TiVoが米国時間4月13日に明らかにしたもの。

 TiVoが問題としていた特許は「タイム・ワープ(time warping)」と呼ぶもので,1つの番組を録画すると同時に別の録画番組を再生する技術や,生放送番組の一時停止/早送り/巻き戻しといった機能に対応したデータ保存フォーマットなどをカバーする。

 TiVoによると,米テキサス州東部地区連邦地方裁判所は,TiVoのタイム・ワープ特許の有効性を認定し,EchoStarがTiVoの知的財産を侵害したと判断した。Tivoは,EchoStarのDVR製品に対して恒久禁止命令を求める意向である。

「今回の判決により,EchoStarなど当社の特許技術を使いたい企業は,当社に代価を支払う必要があることが明確となった」(Tivo)。

[発表資料へ]