中国のAnalysys Internationalは,中国の携帯電話市場に関する調査結果を現地時間4月13日に発表した。それによると,2005年における携帯電話の販売台数は7896万台で,前年と比べて7.7%増加したという。

 種類別にみると,GSM携帯電話機は7213万台で,前年に比べて14%増加した。CDMA携帯電話機は684万台で,前年に比べて30.5%の大幅減。この結果,2005年第4四半期におけるCDMA携帯電話機の市場シェアは6.5%となり,同第1四半期(13.5%)の半分以下に縮小した。

 メーカー別にみると,GSM携帯電話機はフィンランドのNokiaがシェア26.9%で首位を獲得した。2位は米Motorola(シェア13.3%),3位は韓国Samsung(同10.1%)。CDMA携帯電話機は,Samsung社がシェア31.2%でトップとなり,2位の韓国LG Electronics(同18.7%)を大きく引き離した。中国メーカー勢は,4位にZTE(9.7%),6位にHisense(5.9%)が付けた。

 「国内ブランドの市場シェアは,2005年第1四半期の39%が,同第4四半期には29.8%まで減少しており,多くの会社が大きな損失を抱えている。資本力が乏しい国内メーカーは,研究開発費に始まり,新製品への投資から販売とアフター・サービス,宣伝およびマーケティング費用という悪循環に陥ってる」(同社)

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