米McAfeeは米国時間4月5日,Webサイトの評価ソフトウエアを手がける米SiteAdvisorを買収したと発表した。買収金額などの詳細は明らかにされていない。

 SiteAdvisor社は,インターネット上のWebサイトに関して,信頼性の格付けを行っている企業。スパイウエア,アドウエア,スパム,ブラウザ攻撃,オンライン詐欺など,ユーザーを欺く可能性があるサイトを特定する。「インターネット・トラフィックの95%以上が流れるサイトを評価済み」(McAfee社)。

 SiteAdvisor社のソフトウエアでは,ユーザーが訪問するWebサイトの信頼度を,赤/黄/緑のアイコンでブラウザのツールバーに表示する。また,Google,Yahoo!,MSNといった検索サイトでは,検索結果と共に,そのサイトの信頼性を表示する機能も備える。

 McAfee社Consumer部門担当執行副社長のBill Kerrigan氏は,「SiteAdvisor社は我々同様,消費者保護を目的としており,当社が推進するソリューションを補完できる」と説明した。また,同社副社長兼主任科学者のGeorge Heron氏は「SiteAdvisor社の技術は消費者向けだけでなく,当社のセキュリティ脅威に関するデータベースを強化できるなど,企業向けソリューションにも大いに貢献できる」と述べた。

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