米Hewlett-Packard(HP)は米国時間4月4日,オープンソースおよび商用ソフトウエアの導入を支援するソフトウエアとハードウエアのパッケージ「Open Source Integrated Portfolio(OSIP)」を発表した。「Linux,Windows,HP-UX 11iが混在する環境で,オープンソース/商用/ハイブリッドのアプリケーションを速やかに導入するための容易な方法を提供する」(同社)

 OSIPには,各種コンポーネントとサービスをバンドルした「Open Source Middleware Stacks(OSMS)」を含んでおり,その中核となるのは,「Open Source Building Blocks」である。米JBossのアプリケーション・サーバー「JBoss Application Server」とミドルウエア群「JBoss Enterprise Middleware Suite(JEMS)」,米Symas Corporationの「OpenLDAP」,米Connexitorの「Directory Services」など,オープンソース・ミドルウエアを迅速に導入できるように,さまざまなビルディング・ブロックを用意する。

 「Open Source Blueprints」では,Webアプリケーション・サーバーとJ2EEアプリケーション・サーバーを用意して,HP社対応ミドルウエア・スタックの構築と導入をサポートする。

 また「Open Source Services」で,サービス志向のアーキテクチャにミドルウエア・スタックを統合するためのサポートを提供する。

 「各種OSが混在する環境で,オープンソースと商用ソフトを統合したいというニーズが高まっている。OSIPを通じて,オープンソース・ソフトを社内戦略にシームレスに取り入れたいという企業を支援する」(HP社Open Source and Linux部門担当副社長のChristine Martino氏)

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