米Microsoftは米国時間4月3日,分析および視覚化技術を手がける米ProClarityを買収することで,両社が合意に達したと発表した。「当社のビジネス・インテリジェンス(BI)プラットフォームと連携可能なProClarity社の技術により,BI分野における取り組みを強化する」(Microsoft社)。

 Microsoft社は,企業のあらゆる階層の社員がBIを活用して,適切かつ効率的に,社内のビジネス戦略に合致した意志決定を行えるようにしたいと考えている。ProClarity社の視覚化技術と,ビジネス論理に基づく誘導型の分析技術によって,BI分野における取り組みを後押しするという。

 Microsoft社ビジネス部門担当社長のJeff Raikes氏は,「ProClarity社とは長年にわたって協力関係を築いており,両社の営業部門は密接に仕事をしている。また,共通の顧客は1200社以上にのぼる」と説明する。「今回の買収によって,当社のBI戦略にてこ入れをし,顧客により優れたパフォーマンス管理ソフトを提供したい」(同氏)。

 Microsoft社は,昨年秋にリリースした「SQL Server 2005」や「Office Business Scorecard Manager 2005」などからBI分野に注力している。ProClarity社の技術は「2007 Microsoft Office」に実装する予定。

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