米Googleの公式ブログ「Google Blog」が米国時間3月27日の夜,アクセス不能に陥った。ブログはまもなく復旧したが,同社は社員の操作ミスが原因であることを認めた。

 Google社Blogger製品マネージャのJason Goldman氏が同日投稿したブログ記事によると,同社社員が不注意でブログを削除してしまい,ブログのアドレス(URL)が一時的に他のユーザーに所有されていたという。「ハッキングを受けたのではなく,パスワードを破られたわけでもない」(同氏)

 また同氏は,「当初の調査から,ブログ・サービス『Blogger』のシステム全体におよぶ脆弱性は無いことを確認している」と述べている。

 同社は今月初めにも,社内向けに作成した機密情報を含む資料を誤ってWebで公開するという失態を演じている。機密情報は,同社が計画していると思われる新サービスに関するものと,同社の業績に関するもので,業績情報はその内容が一部投資家の期待を下回ったことから,株価下落の要因となった(関連記事)。

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