米Red Hatは米国時間3月28日,2006会計年度第4四半期(2005年12月~2006年2月)と通期の業績を発表した。第4四半期の売上高は7870万ドルで前年同期より37%の増収。アナリスト予測の平均である7830万ドルをわずかに上回った。純利益は前年同期から131%の増の2730万ドルを達成。1株あたり利益の13セントは,アナリスト予測を1セント上回っている。

 同期の営業利益は前年同期から165%増の1980万ドル。営業利益率が前年同期の13%から25%に上昇し,粗利益も81%から84%に改善している。また,サブスクリプション収入は6670万ドルで前年同期から44%の増収。前期からも11%増となった。

 通期でみると,総売上高は前年から42%増の2億7830万ドル。純利益は前年から75%増の7970万ドル。1株あたり利益は13セントで前年の6セントから2倍以上の伸びとなった。

 サブスクリプション収入は前年から53%増え,2億3040万ドルとなった。
営業利益は5810万ドルで前年から116%の増益となった。

 「2006会計年度は,業界アナリストによるLinux市場の成長予測とライバル企業の成長を大幅に上回る業績を達成したすばらしい1年となった。引き続き市場シェアを拡大することになるだろう」(同社投資家向け広報担当副社長のDion Cornett氏)

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