米Googleは,インターネット・ユーザーが自由にコンテンツを登録できるオンライン・データベース・サービス「Google Base」(ベータ版)で決済機能の試験導入を開始した。

 Google Baseは2005年11月にベータ公開したサービス。ユーザーは「あらゆる種類のコンテンツ」(同社)を登録できる。登録したコンテンツは,Google Baseで検索可能なほか,内容の関連性によっては,Googleの通常のWeb検索や,商品情報検索/比較サービス「Froogle」,地域情報サービス「Google Local」にも表示される。

 同社はGoogle Baseに電子商取引機能を追加する計画を2006年2月に明らかにしていた。ユーザーが「Google Account」を使って,Google Baseのコンテンツを売買できるようにする意向だ。

 現在のところ,決済機能を利用できる販売者は米国ユーザーのみで,アイテムは物理的な品物とする(サービスやデジタル・コンテンツは対象外)。Googleは,1トランザクションあたり25セントと代金の2.5%を徴収する。ちなみに米メディアの情報(internetnews.com)によると,米eBayの決済機能の手数料は,価格3000ドル未満の商品の場合,1トランザクション当たり30セントと代金の2.9%。

 Google Baseの決済機能は,一般向けに利用可能とする際に登録者に通知する。登録申込みは同社Webサイトで受け付けている。

[Google Baseの決済機能利用に関する説明]