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「RFIDタグもウイルスに感染する可能性あり」,オランダの研究者が警告「あなたの犬や猫はコンピュータ・ウイルスに感染していませんか」。オランダのアムステルダム自由大学(Vrije Universiteit Amsterdam)の研究者が,無線ICタグ(RFID)もウイルスに感染する可能性があると警告する論文を発表した。発表は,イタリアのピサで開催中のユビキタス・コンピューティング関連のカンファレンス「IEEE PerCom 2006」にて現地時間3月15日に行なわれた。 現在,多くのペットや家畜には管理目的でチップが埋め込まれている。これらのRFIDタグはメモリー容量が限られているため,コンピュータ・ウイルスに感染することはないと考えられてきた。しかし,同大学の研究者は感染させる方法を発見したと発表している。報告によれば,同大学の修士課程の学生がRFIDに埋められるウイルスを4時間で書き上げたという。 論文を発表した研究者の1人であるMelanie Rieback氏は,感染した1つのRFIDタグをシステムに投入すれば,システム全体に被害を及ぼす可能性があるとして,次のシナリオを紹介した。 1カ月に200万個の手荷物を扱うラスベガス航空では,2006年5月から手荷物の処理を迅速に行なうためにRFIDタグを導入する。何者かが意図的に感染したRFIDタグをスーツケースに取り付けた場合,システム全体が混乱状態に陥る可能性がある。このタグを付けた荷物がスキャンされるとウイルスが空港の手荷物データベースに入り込み,そのあとで預けられた荷物にはウイルスに感染したタグが付けられる。これらの荷物は,別の空港に到着すると再びスキャンされる。このため,同シナリオでは,24時間以内に世界中の数百の空港を感染させることが可能になるという。 密輸業者やテロリストは,この方法を使って怪しい荷物を気づかれずに送ることができるようになるという。 同報告によれば,感染を防ぐための手段はいくつもあるという。RFIDタグは,ミドルウエアやバックエンドのデータベースの脆弱性を突くようにエンジニアリングできる特徴を備えている。このため,開発者にRFIDシステムを調べてセキュリティ対策を実装するように勧めている。 同研究の概要はWWWサイトに記載されている。
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